持ち家と賃貸、どちらを取るべきか
夫、おにぎりさんのミニマリスト化に伴い、シンプルライフこそ、暮らしやすいことに気づいた、私食パンです。
「たくさんの物=豊かな生活」ではないと知り、物を所有することがステータスではないと考えるようになりました。
この考えから、周りの友達の話に焦ったり、嫉妬したりすることが減り、精神的にも暮らしやすくなりました。
そこで今回は人生で一番高額の買い物といわれる「持ち家」について私の考えを書きたいと思います。
人生の決断が早い「さとり世代」
さとり世代とは世代の一つ。一般的に「欲がない」と言われている世代を指す。
私はまさに「さとり世代」です。そんな私の周りの話。
最近の若者は結婚が早く、20代中旬~後半にかけて運命の伴侶を見つけた友人はどんどん結婚を決めていきました。同じ大学、学部の友人は8割結婚しているような状況です。
そして、結婚後8組の夫婦が3年もせず家を購入しました。20代夫婦で夢のマイホームです。
マイホームの形はそれぞれで、一軒家の注文住宅を建てる子もいれば、建売を買う子もいますし、新築マンションを買う子も。
反対に中古物件を購入する子は今のところ少数派でほとんどいません。
人は人と思っていても・・・
周りの友達が家を買うと聞くと、「うちは賃貸でいい・・・」と思いつつ、内心焦る気持ちはありました。けれど、夫婦で話し合い家を「買えない」ではなく「買わない」を選択したことで、周り報告にも焦りを感じることがなくなりました。
そしてなぜ家を「買わない」を選択したのか、理由をまとめてみました。
早く早くの決断に「待った!!」
まず我が家は賃貸マンション。そして家を購入する予定はありません。
なぜなら私たちの理想の暮らしには賃貸住宅が近道であると考えているからです。
だから私は20代の早すぎる決断に待った!を言いたい。
しかしマイホームを買った友人にそんなことは口が裂けても言えないのです…
私も以前は「いつかはマイホーム」と夢焦がれていましたが、おにぎりさんとの話し合いやさまざまな情報を得て、賃貸が一番という結論となりました。
賃貸のいいところはライフスタイルに合わせて自由に住み替えができることです。
将来的には地方や海外に住むという選択もできるので、転勤や子供の教育に合わせて住まいを見直すことができます。収入が下がれば、もう少し家賃の安い住まいにするということも可能です。
定年が70歳としてもあと40年、今の会社で働ける保証も無ければ、給料が上がり続ける保証もありません。子供も小学校に上がれば教育費はかかるし、できるかぎりやりたいことはやらせてあげたい。
となると20代でローンという借金を負うのはリスクが高すぎます。
そして私はわりと飽き性なので、せっかく購入した住宅をこれからずっと、好きでいられる自信はないし、ましてや注文住宅を建てる際のアイデアも浮かびません。
インスタで素敵なお家や、住まいを眺めているとしあわせですが、私にはこんなセンスないので、悩みすぎてわけがわからなくなり、妥協することになるだろうな、と想像がついてしまいます。そしてみなさんはよく決断できたなと・・・。
今の生活にはベストな住まいである条件
そんな理由からも、20代で家を買うのは早すぎる!と思います。
また私は今の暮らしに本当に満足していて、理由としては
- 夫婦ともに職場が家から近い(ドアtoドアで30分以内。歩いていける距離)
- 子供の通う保育園との距離が近い
- 両家の実家に帰りやすい
- 家族3人暮らしには十分な大きさ
- 週末のお出かけアクセスが便利
平日の会社通勤のストレスを軽減すること、夫であるおにぎりさんが毎日早く帰ってくること。休日家族で思い切り遊んだり、行きたいところに行きやすい環境であること。
これらが今の生活に満足している理由であり、息子の少ない幼児期を家族時間を多くもてることは本当に幸せなことです。
賃貸がベストだと納得できた
ファイナンシャルプランナーや不動産関係者は、家を買う前提で、どうやったら買えるか、万が一のときもどうすれば大丈夫かは一緒に考えてくれますが、本当に持ち家が必要か?というのは、当事者である夫婦で決めなければいけません。
またネットでも「持ち家、賃貸どちらが得か?」という論争はなされているものの、私もそうだったように、「いつかは夢のマイホーム」という頭では、すんなり情報が入ってきません。
フレキシブルに住まいを変えられるのは身軽に生きることに繋がります。
できる限りものを減らし、必要なもの、好きなものだけで暮らしたい。
そのためにもっと整理整頓をしなければ・・・(週末がんばろうねおにぎりさん)