今日から始めるシンプルインテリア
シンプルライフに慣れ、家の空白が増えてきた我が家。
暮らしやすく気持ちの良い生活にすこしずつ近づいていると実感しています。
ただし初めからシンプルライフをまっとうしていたかというと、そうではありません。
そもそも私はものを捨てることにかなり抵抗がありました。
いただきもの文化が強かったので「もったいない精神」がかなり強かった私。
そんな私を横目に、断捨離を夜中強行するおにぎりさん。もちろん喧嘩も一度や二度ではありませんでした。
けれどだんだんとシンプルな暮らしの便利さ、快適さに気づき始め、家族や友達にもシンプルライフの良さを伝えたいなと思うほどに。
今回はインテリアを軸に、心がけていることを紹介したいと思います。
- センスの良いインテリアって難しい
- 決め手は暮らしのベースカラー
- 失敗インテリアは色で溢れている
- ベースカラーにまとまってきたら、アクセントカラーを入れよう
- ベースカラーを決めると、しっくりこないアイテムが見えてくる
センスの良いインテリアって難しい
暮らしを切り取ったインスタの画像を眺めていると、お洒落なインテリアはいとも簡単に手に入りそうな気がしてきます。
「このアイテムがあれば」「これを買い足せば」「この飾りを取り入れれば・・・」
なぜかインテリアになると、プラスαがありきで考えていませんか?
私も2人暮らしを始めた当初はアイテムありきで、インテリアを考えていました。
観葉植物を買い、プランターを買い、チェストを買い、カゴを買い、、、お気に入りの物に囲まれているはずなのに、しっくりこない。そんな日々を過ごしていました。
どうして居心地の良い空間にならないのか
インテリアの教科書はあるようで、ない。
部屋の間取りも違えば、日当たりも、建具の色も違う。
住む人のライフスタイルや好みも違えば、インテリアの正解は自分でみつけなくてはなりません。
まずインテリアに大切なのはミクロの視点ではなく、視野を大きく持ったマクロの視点が大切です。
飾り棚ひとつであれば真似してお洒落にできるかもしれませんが、お部屋全体、おうち全体で見てみたらどうでしょう?
きらきらとした飾り棚の見えないところで、どんよりとした空気が漂うスペースありませんか?
インスタ用の正方形の枠内では可愛くても、一歩、二歩、下がって客観的にみてください。
私たちが目指すのは、その小さな棚の可愛さを誰かに自慢することではなく、この家に暮らす私自身が、暮らしやすく、心地のいいことが第一です。
自分視点で、どうすればご機嫌でいられる家なのかをしっかりと見極めましょう。
決め手は暮らしのベースカラー
まずが暮らしのベースカラーを決めます。ほっと落ち着ける色合いや、ご機嫌でいられる好きな色を3色決めましょう。
家に取り入れて良い色は3色だけ!となると少ない気もしますが、インテリアの面白さは様々な素材が選択できることです。
白でも、壁紙のざらっとした白、カーテンのふんわりとした白、陶器のお皿のつるっとした白。好きな素材や、季節に応じた素材をどんどん取り入れましょう。
我が家は「木の色、白、グレー」をベースカラーにしています。
元々マンションのデザインが、白と木の暖かさをテーマにしていたのもきっかけです。
「木の色」というのもダークブラウンから無垢材の木といろいろありますが、チークの木を最高の濃さと決めています。
↑子供の作品は元気で明るくて、あまり色が溢れていないからこそお部屋に映えます。
気分転換に取り入れるには家族みんながハッピーになるのでおすすめです。
失敗インテリアは色で溢れている
私がベースカラーの重要さに気がついたのはここ数年です。
入居当初は、ベッドはネイビー、リビングはベージュ、木の色も、ダークブラウンからナチュラルな色までたくさんの色が溢れていました。
部屋ごとにテイストが違ったり、系統がばらついてしまっていました。
そして日常生活では、野菜を買ったり、調味料を買ったり、子供のおもちゃが増えたりと、何もせずとも捨てない限り物は増え続け、差し色ばかりの部屋になってしまっていたのです。
無印良品のスッキリさを思い出してください。
無印良品のベースカラーも基本は、「白、ベージュ、グレー」です。
ここがベースにありまとまっているからこそ、黄色や、黒といった差し色が映えるのです。
3色と決め手しまえば、シーツを新しくするときや、カーテンの色を決めるときも迷うことがなくてラクです。
グラデーションであれば3色の範囲内で入れると奥行きが生まれます。
例えば、「木の色と白」の中間色ベージュ。白とグレーの中間色のライトグレーなど。
ベースカラーにまとまってきたら、アクセントカラーを入れよう
ベースカラーでお部屋がまとまってきたら、やっとアクセントカラーを取り入れるようにしましょう。
我が家は黒、か植物の緑を入れています。
黒はアイアン素材などのみ、緑は生きた植物のみです。アイテムやフェイクグリーンではとり入れません。
素材もしっかり決めると、あとあとブレることがありません。
ベースカラーを決めると、しっくりこないアイテムが見えてくる
ベースカラーでまとめはじめると、自ずと3色から外れたアイテムが目立ってきます。
そのときはじめて本当に好きなのか、これからも使いたいかを判断しましょう。
しっくりこないアイテムだったらそれは一度隠してみると、「ないほうが良い」に気づくかもしれません。
私のようなインテリア初心者はまずベースカラーを決めることから。
今日から始めてみましょう!